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トランスで世界一有名な曲

by 一梨乃みなぎ on 2012年1月11日

 

 

「Trance」という音楽を思い浮かべて、まず最初に思い浮かぶ楽曲は一体なんでしょうか??
 昨年「あなたにとってTranceの曲と言えば?」という1000曲(!)をチャートにする大規模なアンケートが行われ(http://www.trancetop1000.com/ 【注】毎年集計しているようですが……)そこで1位に選ばれた楽曲があります。

 Ferry Corsten?Armin Van Buuren?それともTiestoでしょうか? いいえ違います、その楽曲こそが”Rank1″の”Airwave”でした。

・Rank1 / Airwave

 Benno De GoeijとPiet Bervoetsの二人によるユニット「Rank1」のセカンドシングルになるこの楽曲がリリースされたのは、20世紀末の1999年のことでした。

 当時のTranceシーンは、確実に一つのブームになってこそ居ましたが「ダッチトランス」というジャンルの文字通り、オランダという小国が発信地というのもありUKクラブチャートで上位に入ることは、ごく稀な事でした。

 しかし、このAirwaveはリリースされるとたちまち大ヒットを記録し、なんとUKクラブチャートでTOP10入りを果たすことになります。

 有名なSystem FのOut Of The Blueですら14位ですから、このAirwaveの大ヒットぶりが伺えると思います。

 また、このAirwaveのヒットはイギリスやオランダでのクラブシーンに限らず、イビザのビーチパーティでもヘビープレイされ、バレアリックシーンの代表曲としてもChicaneのコンピレーションアルバム”Vision of Ibiza”に収録され、さらにはアメリカのシーンにまで影響を及ぼし、現地のレーベルTommyBoyからリリースされるにあたってはJunior Vasquezによるアメリカのクラブシーンに合わせてのハウスアレンジが追加されるなど、世界的な大ヒットとなったのです。

・Rank1 / Airwave (Junior Vasquez Marathon Airwaves Remix)

 トランスという音楽が広まり、シーンが確立されてきた2003年には、彼らによるセルフミックスとして”Breathing”がリリースされ、これには新たにボーカルが追加されました。

・Rank1 / Breathing [Airwave]

 また近年ではMarkus Schulzによるプログレッシブトランスアレンジが、ブートレグながらプレーされるなど、今においても愛されているメロディといえるかもしれません。

・Rank 1 / Airwave (Markus Schulz Coldharbour Remix)

「Rank1」というユニット名の由来とは、まさしく「チャートのナンバーワン(Ranking No.1)を生み出したい」という野心から名付けられたとのこと。

 リリースされてもはや10年以上の月日が流れ、文字通り世紀を超えて1位を飾ったAirwaveこそ「Rank1」のユニット名を具現化した一曲といえるかもしれません。

・また、少しはみ出した話になってしまいますが、先に挙げたこの1000曲ランキング。
 2位の楽曲は比較的最近(2009年)にリリースされたGaiaのTuvanという楽曲なのですが……

・Gaia / Tuvan

 このGaiaというユニットは、Armin Van Buurenによる別名義としてリリースされましたが、なんとそのレコードのクレジットにはRank1の片割れBenno De Goeijの名前が……!!

 そう、TuvanはArmin Van BuurenとBenno De Goeijによる合作曲であったりするのです。
 1位だけでなく2位まで彼らの手にかかった楽曲が占めるとは……Rank1恐るべし!!



一梨乃みなぎ

萌え系イラストレーター兼、ゆるレコードコレクター。
アニソンや電波ソングを横目にディープなクラブミュージック大好き。
主に90年代序盤あたりから4つ打ち系の踊れそうな音楽を追いかけるうちに部屋がCDとレコードまみれに。

好きなアーティストはSolarstone
同人サークル「ビテイコツハンター」所属
http://cocoon.selfish.be

@Minagi_Ichirino