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キュキュッとチェケラ!だけじゃないDJの働き

by youith on 2012年1月30日

 

 

昔、テレビを家族と見てると「DJって何してるの?」という質問が出たのを思い出しました。当時の僕は後ろにいるだけ、という認識でいました。その偉大さを知ったのは僕がDJとして活動するようになってから・・チェケラッ!だけではないDJの仕事を紹介しようと思います。

 

繋ぐ

最も基本かつ最も重要な、奥深い仕事です。クラブミュージックの楽曲は下記の図のような構成になっています。

色の濃い部分がその楽曲のメイン部分。Intro~メインに向かって音の数が増えていきます。ブレイクの静かな数小節を挟んでメインの音が鳴る曲構成になっています。

DJはフロアで人が踊り続けられるようにDJは曲と曲を繋いでいきます。

これはあくまで”繋ぎ方の一例”ですが、青の楽曲とオレンジの楽曲、それぞれイントロとアウトロを”のりしろ”にする事で楽曲同士が繋がる形になります。クラブミュージックは楽曲の構成上、8小節から16小節で展開していきます。そのため、DJは楽曲を予想し、Mix(決められた尺)の中でお客さんの反応を見ながら展開を作っていきます。
 
上手いDJになると前の楽曲にある音を活かしながら次の楽曲を活かす(重なったイントロとアウトロで新しいフレーズを作る)、全く想像できない展開を作る事ができるようになります。同じ楽曲でもDJの使い方によりカッコよくなったりイマイチになったりするのは体感すると面白く感じるのではないでしょうか。

 

マッシュアップ

制作においてはボーカルトラックとカラオケトラックを合わせる方法と言われるマッシュアップ。DJのミックスでは楽曲を二枚(もしくはそれ以上の楽曲を)重ねて流す方法です。


このように同じタイミング、あるいはずらした形で同時がけします。

 

スクラッチ

レコードやCDを回して(滑らして)早送りのような音やキュキュッという音を作り出すのがこのスクラッチ。HIPHOPのDJが効果音や繋ぎの際に行うことが多いようです。

音の中でキュイキュイ鳴ってるのがスクラッチによって出された音です。

 

エフェクト

これは正式名称なのか悩ましいところですが、かかっている楽曲にエフェクトを付加します。ジェット音(フランジャー)を混ぜたり、フィルターをかけることにより、アクセントを加えていきます。

 

 
これらのテクニックや細かいテクニックを駆使してDJは新しい曲をその場で作ってみたり、グルーヴを生み出しています。音の帯域の操作、スピード(BPM)で変化を付けることにより音の空間デザインをしているんですね。

ジャンルによって多用される技術、あまり使われない技術があります。そこを研究するとまた違った楽しみ方、ターンテーブルも楽器なんだなぁと感じることができます。クラブに行った際はDJの手元も見てみてくださいね!



Yusuke Yamanaka (a.k.a youith)

somode代表。クリエイターとして2006年からトランス主要レーベルの一つ、Banshee Worxsから楽曲をリリース。2011年12月からは代官山AIRで80KIDZと共演したイベントをキッカケにDJ活動を開始。犬猫を何とかせねばーというソーシャルDJとして活動している。

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