wancolumnへようこそ!

このblogはsomodeの社会貢献活動の取り組みの一つとして開設されました。
AもあればBもある。様々な価値がある事を認め、それぞれが考え、それぞれの答えを出す材料になってもらえたらと願っています。
共に生きるを考える。somodeは犬猫と人の共生に貢献していきます。somode socialページはこちら,イベントはこちら

# Leaders interview
カリスマトレーナーが人も犬も幸せになる方法を伝授!

# アメリカのボランティア体験記
海外のボランティアはどんな事をするの?どんな感じ?
日本との違いを知らせていく体験記です。

# コラム
メインコンテンツ。様々な状況を提示し、検証していきます。
* セミナーレポート:動物愛護法の見直しに向けて
* ペットショップは本当にいけないの?
* ペット業界の表と裏

# 犬猫問題、最初の一歩
somodeのマスコット犬、バロンちゃんと一緒に犬猫問題を考えよう!
何も知らない状態ならばまずはここに。

ペット業界の表と裏4 -somodeが考える犬猫問題wancolumn-

悪徳ペットショップのお話

ペットショップと言われるお店には幾つか種類がありますが。
ここでは特に「生体をたくさん並べて売っている」お店のお話です。

仕入先は生体市場からがほとんどで、あとは子飼いの繁殖屋から連れてくる場合も。
自分達(参下のグループ)で繁殖している例も多いです。
売れ残った犬同士で交配させて、子供が産まれたらさっさと販売。

知識も乏しいので、ミックスが産まれても判別できなかったり
明らかに姿が違うのに血統書がついてくるのはこういう理由からです。

 
販売の手口も実に雑です。
かわいいとか小さいとか流行りですとか、購買意欲をくすぐる内容で接近。
小型だから散歩はいらないとか飼いやすいなどポジティブな嘘情報を刷り込んで。
”幾らなら買えますか?店長に交渉してあげます!今だけですよ!!”と
親切なふりをしてお財布状況を確認し報告。

とどめの”抱っこしてみてください”で自制心を撃破する。
そして笑顔でありがとうございました!!と舌を出す。

 
育てる為の情報や知識はほとんど伝えず。
管理も出来ないので生きているうちにたくさん売り切る。
生命保障制度という名のもとに、商品代金の15%を目安に保険に入れる。

2週間以内に死んだら、同じ犬種と交換します。
7頭に1頭が生命保証の対象になるという前提なので、15%は損が出ないような金額設定になっている。
最近は価格に盛り込んだ金額が表示されている事が多いようだ。
アフターフローは無し、苦情は専門の怖い人達が担当。

 
大手チェーン店などでもこのような販売方法をとっている事があります。
現在、大手では会社組織の信頼度を上げる為に生体販売の部門を業者に委託しています。
生体販売を行っている企業は上場する事が出来ないという事実があり、社会的に信用が無いのです。

なのでショッピングセンターなどに展開している大手ショップの生体販売部門は
すべて専門の業者がテナントとして入っています。

- 文:成田 司

業界にどっぷりと漬かって十云年。動物が好き、命は大切という人間が素直に働けない職場。
未だに物扱いの生き物達。命の尊厳を無視した流通・販売企業。気軽に命を弄ぶ知識の無い消費者達。 未だにこれが常識のこの国において。
誰かが声を上げて・同じ思いを持った同士を集め・話し合い・創り上げ・実行する。象徴としての施設、日本版ティアハイムの目指すものは”当たり前の世界”です。

正しい知識を持つ、命を命として扱う、できる事をしてあげる、楽しく活動する。そして、共有した幸せな時間を過ごす事、すべてが当たり前でありたいと考えます。
私は神様でも聖者でもありません。もっと優れた沢山の人達の力をお借りし 少しでも業界を、ひいてはこの国の風潮を変えて行きたいと考えます。

保護猫 Scrappy-somodeが考える犬猫問題wancolumn-

リングワームの預かり仔猫6匹と、日々、バトルを繰り広げているSaki Andersonです。今回は、私が運営スタッフとしてボランティアをしている、All About Animal Rescueで保護した、「Scrappy Scruffles」という、猫のことについて紹介させて頂きます。

保護猫 Scrappy

保護された当時のScrappy Scruffles。ガリガリに痩せています・・

Phoenix北部にある私の家の近所に、「トレーラーハウス」の密集している地域があります。

そこに、沢山の野良猫が住むコロニー(Feral Colony)がありました。

そのコロニーは、All About Animals Rescue (以下AAA)のボランティア何人かが面倒を見ていたコロニーで、TNR(Trap Neuter Return)も実施されていました。

約5ヶ月前のある日、ボランティアが、野良猫の中にとてもフレンドリーで、以前に人に飼われていたことがすぐに分かる猫がいることに気付きました。

早速にその猫を保護したのですが、チェックしてみると、猫は極めて高齢(10歳以上)、ガリガリに痩せていて、しかも、歯がボロボロ。おまけに、こぶし大のヘルニアまで確認されたのです。

健康状態の悪さに加え、この老齢。シェルターによっては、治療を諦めることも多いのですが、AAA代表のDawnの決断で、この猫に治療を施し、里親さんを探そう!ということになりました。

猫は全ての歯を抜き(それが必要なくらい、最悪な状態だったそうです)、ヘルニアの手術にも耐え、漸く健康な状態になり、「Scrappy Scruffles」と名づけられ、アダプションリストに載せられました。

一通のメール

その後も老齢なこともあり、Scrappy に興味を持つ人は現れず、彼を保護したフォスターさん(一時預かり)の家に長期滞在を余儀なくされていました。

保護されてホッ・・・フォスターさん宅にて。

そんなある日、レスキューに一通のメールが届きました。

それはPhoenix南部にある、Ahwatukee というところに住む家族からのメールで、
内容は、なんと、「Scrappyは、1年前に行方不明になったうちの猫ではないか?」というもの(!!)

早速にDawnがメールに返信。
が、Ahwtukeeと、Scrappyが発見された場所は約75Kmも離れている上、私達がScrappyを保護したのも1年前ではなく、4,5ヶ月前・・・と言うことを伝えると、若干がっかりモードのメールが返ってきました。

それでも、Dawnはフォスターさんの連絡先を家族に伝え、フォスターさんの方から、写真等の詳細を家族に送ってもらうように仲介しました。

家族は、フォスターさんから送られた写真を見て、「発見された場所、日時は全然私達の猫が行方不明になった時の状況と合致しませんが、写真はとても良く似ています。」とそして更に、「猫がいなくなってから、1年間、ずっとずっと後悔してきました。

そちらで保護されている猫がうちの猫である可能性は、発見時の状況から見てもほとんどないかもしれません。でも、諦めることは出来ないし、会っておかないとまた後悔しますから・・・」と言って、猫との面会を希望してきたのです。

面会の当日、Scrappyはきっと、こんな大イベントが予定されていたなんて、夢にも思ってなかったと思います。が、家族も、フォスターさんも、絶対朝からドキドキしていたはずです。

再会。そして・・

そして、ついに、猫との面会が実現しました。
75Kmの道のりを運転してやってきた家族。

会った瞬間、家族も猫も、すぐにお互いのことがわかったそうです。そして、家族は号泣・・・!!!Scrappyもとても幸せそうにしていたそうです。飼い主さんの1年間の思いが通じた瞬間でした。こうして、1年の別離を経て、Scrappy は元の名前、「Spud」として、家族と共に、彼の家に帰って行きました。

行方不明になる前のScrappy a.k.a Spud。飼い主さん撮影。

レスキューに関わっていると、仔猫に部屋をめちゃくちゃに破壊されたり、
果ては、掃除をしている最中に、後ろから飛び蹴りをお見舞いされたりと・・決して楽なことばかりではありません。

ま、このくらいは「辛いこと」のうちには入りませんが(笑)、猫が病気になったり、また、救ってあげることが出来なかったりと、辛いことも多々あります。

が、この様なまるで映画のような話に出会えることもあります。こういう時に心から、「レスキューに携わってて良かった!!」と思うのです。この話から、学べることは沢山あります。

まず、ペットが失踪しても諦めなかった飼い主さん。きっと、毎日のように、オンライン等をチェックしていたと思います。もし大事なペットが失踪してしまったら、思い当たるところ、全てに連絡し、オンラインをチェックし続けて下さい。そして、室内飼いをしているペットにも、「迷子札」を着ける。

また、アメリカでは、マイクロチップも大きな助けになっています。
最後に「Watch your pets」ペットがどこにいるのか、また、ドアはきちんと閉まっているか・・・を確認することです。

- 文:Saki Anderson

猫派アメリカ人の主人と、黒猫Tahitiとアメリカ合衆国、アリゾナ州、フェニックス在住。フォスター主体のレスキューグループ、All About Animals Rescueにて運営スタッフ、フォスターボランティアとして活動。家には常時、預かり猫がいる状態。リングワーム治療を極めつつある。
本職は別にあるのだが、最近レスキューとどっちが本職だかわからなくなってきた。
Arizona Diamondbacks、Phoenix Suns ファン。

ペット業界の表と裏3-somodeが考える犬猫問題wancolumn-

(長年、ペット業界で働き、昨今では多くの愛護イベントで講演をされる成田司さんに今回は生体市場の実情をお話しいただきます。)

繁殖犬と個体数の話。

例えば、映画やCMなどで特定の犬種に人気が出たとします。店頭での売れ行きが多くなり、問い合わせや注文が増えたとします。その時期、実はその犬種の流通は停滞してしまいます。在庫不足がおきるのです。なぜなら、生まれた子犬を繁殖用に抱えてしまうため、流通しないからです。

もしくは、業者同士での売買に回されるため、一般の小売りする数は格段に少なくなります。ペットショップで犬や猫を購入したことがある方は経験があるかもしれませんが、流行の犬種・猫種はメスの方が格段に値段が高く、探すのも大変です。その子一頭を高値で売るより産ませて子供を売った方が子供の数に比例して利益を上げる事が出来るからです。需要は間違いなくあるわけですからね。

ブリーダーは本来、得意とする犬種の繁殖が目的なので、利益目的の他犬種は少数しか持たないか、もしくは全く扱わないかなのですが、これが繁殖屋になると覿面にその傾向が強く反映されます。自分のとこで生まれた子犬を使ってさらに子供を作る。

繁殖屋は、代メスはたくさん持ちますが、維持費がかかるんで種オスは数匹しか持ちません。犬種によってはオスは持たずに仲間内での交配で子供を作ります。

手近な種はと言うと、下手をすると父親や兄弟だったりするわけで・・。ちょっと考えるとわかりますよね、遺伝的に弱い個体が大量に生み出される事になります。

奇形・遺伝疾患・免疫力低下・発育不全などで、早期に命を落とす子も多いです。これらの症状は現在、動物病院で診断される病気としてメジャーなものばかりです。

通常メス犬は、生後7~12ヶ月位で最初の発情(ヒート)が来ます。その後半年周期でヒートが繰り返され、年に2回子供を産める体になります。前述した、繁殖屋で生まれて残されたメスの子供たち、ヒートが来るたびに交配され、子供を産む事だけに従事させられてしまう運命に陥ってしまいます。最悪の場合、子供を身ごもるか育てている時期以外は命としてすら扱ってもらえない子達も実在しています。

ブリーディングの常識(獣医学的・動物福祉的に考えて)としては、初産は2回目のヒート以降。出産から次の出産までは母犬の体調を考えて一年以上あける事が望ましいと考えます。子供と親を離す時期も、理想は3カ月以上と考えられております。これが繁殖屋になると、お構いなしにとにかく効率的に生まれるだけ産ませる。生まれた子供は死なないうちにお金に換える。が常識になってしまうのです。

当然流行はいつか終わります。生まれた子供に値段がつかなくなると、今度は繁殖ラインの効率化が行われます。効率的に利益を上げる為には、売れる犬種を前面に出し、売れないものは処分と・・労力と経費を効率化する為に、がんばって増やした親たちを減らす事が始まります。

どんな方法で??そう、みなさんご存知のような方法を身銭を切らずに血税を使って減らすのです。
愛護センターへ業者から持ち込まれる犬はこんな事情で命の終焉を迎えるのです。
一部は新しい家族が見つかる幸運な子もいますが、山奥に遺棄・薬で処分・食事を与えずに餓死・研究施設へ売却・撲殺して焼却。
過去に悪徳業者が行ってきた”効率化”の方法です。

- 文:成田 司

業界にどっぷりと漬かって十云年。動物が好き、命は大切という人間が素直に働けない職場。
未だに物扱いの生き物達。命の尊厳を無視した流通・販売企業。気軽に命を弄ぶ知識の無い消費者達。 未だにこれが常識のこの国において。
誰かが声を上げて・同じ思いを持った同士を集め・話し合い・創り上げ・実行する。象徴としての施設、日本版ティアハイムの目指すものは”当たり前の世界”です。

正しい知識を持つ、命を命として扱う、できる事をしてあげる、楽しく活動する。そして、共有した幸せな時間を過ごす事、すべてが当たり前でありたいと考えます。
私は神様でも聖者でもありません。もっと優れた沢山の人達の力をお借りし 少しでも業界を、ひいてはこの国の風潮を変えて行きたいと考えます。

▲somode宣伝部長バロンちゃんの初めての犬猫問題!

Leaders interview2-somodeが考える犬猫問題wancolumn-

Leaders interview!

前回に引き続き、カリスマドッグトレーナーによる
「犬も人間も幸せになるトレーニング」 をご紹介!
インタビュアーはwancolumnにて コラム連載を
行っているSaki Andersonです。

――どのような環境が、犬には適しているのでしょうか?どんな環境が、犬を幸せにしますか?

犬 寝る

犬は、他の人々と、そして、しばしば他の犬と一緒にいることを好みます。だから、彼らは日に5時間以上、彼らだけで放置されるべきではありません。(これは、かなり犬によりけりですが)

彼らは、彼ら自身のベッドを持つべきですね。これは、もし彼らが一人(一頭)になりたくなった時の避難場所として役立ちます。インドア・クレートや、犬小 屋を外に持っている飼い主さんもいます。犬は「隠れ家」を持つのが好きなので、これはいいことです。でも、そこに長時間閉じ込められることは嫌います。

犬には、歩き回ったり、走ったりそして、トイレに行けるスペースが必要です。 理想としては、庭に自由に行くことの出来る環境を持つことです。もし、庭がないのなら、彼らが必要な運動をさせてあげられる場所に頻繁に連れて行ってあげて下さい。
おもちゃはとても重要です。犬が齧ったり、追いかけることが出来る、また、中から食べ物を取り出したりするおもちゃをあげて下さい。犬にとって、おもちゃで遊ぶのはいいことですし、また、家族がそのおもちゃと一緒に、犬と遊ぶことも出来ますよね。

――これは私の個人的な質問なんですけど・・・私の知人の家の犬が、理由もなくしょっちゅう吠えます。しかも、人の突然の動きにすごく怯 えるんです。その家族は、小さな子供が二人います。そして、妹の方が、かなり乱暴に犬を扱います。このことが、犬の行動に影響していると思いますか?

犬 ダックス

この質問は、回答をわかりやすく、簡単にするために、分けてお答えしましょう。 まず第一に、犬がしかるべき態度に出るのには、必ず理由があります。よく私に、「この犬、理由もないのに~をするんです。」と言う人がいますが、これはただ単に、人間に犬の理由が見えていないだけなんですよ。彼らは犬を、もっと理解する必要があります。

犬は、コミュニケーションを取るために吠えます。何かに怯えているのかもしれないし、イライラしているのかもしれない。また、あなたに何かしてほしいのか もしれないし、退屈しているか、興奮しているのかもしれません。犬が吠えるのには、本当に沢山の理由があるんですよ。この質問の犬が吠えるのは、子供に反 応していえる可能性もありますね。子供と遊べるかもしれないという期待からくる興奮、または、子供にかまわれたくないか。犬に実際に会っていないので、事 実を知るのは難しいですね。

飼い主さんは、彼らの子供と犬が一緒にいる時は、注意するべきです。子供は、仔犬と同じように、物の良し悪しの区別がつきません。彼らもトレーニングが必 要なんです!犬に優しく接するよう、子供に教えてあげるべきです。例えば、彼らが興味を持つよう、どのように優しく犬にブラシをかけてあげればいいのか、 また、どうやって犬と遊ぶのか - おもちゃを犬に優しく投げてあげる等 -を教えて下さい。子供が動物を手荒く扱うことを受け入れるべきではありませ ん。子供は何一つとして、いいことを学べないし、動物に噛まれることだってあり得るのです。そして、もしそれが起こってしまえば、全てが失われてしまいま す。子供は怪我をするし、犬は大抵殺されてしまいます。

――小さな子供と共に犬を飼う際、最善の飼い方を教えて下さい。どのように犬をトレーニングし、どのように子供に教えるべきですか?

子供

私は、飼い主さんの子供も、トレーニングクラスに連れてくるよう、お勧めします。おやつを使ってどのように、犬にシンプルな運動をさせられるか教えます。 その後、子供達にも練習してもらいます。子供に、犬に「お座り」をさせ、その後に犬におやつをあげるということを教えることは、簡単です。(とても年の若 い子供でも!)しばしば、子供達に、どのように犬のおやつを持つのかを教えます。そうすると、犬は子供の指を舐め始めて、おやつを「優しく」受け取りま す。これは、子供が犬に対して怯えを抱くことを防ぐ助けになります。子供達は大抵、犬に「お手」を教えることが大好きです。- とても簡単に出来ますか ら!

私は特に、子供達には、犬におやつをあげる時に、手を急にひっこめないように教えます。手を急にひっこめてしまうと、犬の方が飛びついて、おやつをさらっ てしまいます。もし犬が、優しくおやつを取らなければ、おやつをしまってしまいます。そうすると、犬は取ることが出来ません。 -手を急にひっこめるより も。です。これを教えるのは、必ず大人が手助けをするべきですね。

若い犬のように、あなたの子供達が若いうちに犬とトレーニングを受ける方が、もっと簡単に済みます。子供達が犬と共に成長するのは素晴らしいことです。彼 らは、特別な信頼関係を築きます。でも、子供達は、どのように犬と共にトレーニングをするかということと、どのように優しく接するべきかということを、学 ぶ必要があります。そして、犬もそれを学ぶ必要があります。

子供達にとっても、それは犬と同じことなのです;トレーニングを楽しめるよう、沢山のご褒美を用意して下さい!子供達は、仔犬達と同じように、物事をとても素早く学びます。

―これは、前の質問に関係しているのですが・・・子供に優しい、優しくない犬種というのはあるんでしょうか?

犬 ラブラドール

私の経験上、小型犬が適している適していない、大型犬が適している適してないということではないですね!小型犬はちょっと意地悪かもしれないし、または、 とてもいい遊び相手になるかも知れません。大型犬は、子供を押し倒してしまうかもしれないけど、とても穏やかで優しいかも知れません。本当に、それは、犬 と彼らの犬種によります。

一般的に、ラブラドールのような犬種はとてもいいファミリー・ペットになると言われています。彼らは大抵とても穏やかで、噛み付くようなことはありませ ん。それは猟犬も同じです。これは、彼らが子供と遊んでいる時に、アクシデントで子供を噛んでしまったりする確立が、とても低いことを意味します。キン グ・チャールズ・スパニエルもまた、扱いやすい犬種として、人気です。グレート・デンや、セント・バーナードのような大型犬も大抵は、とても穏やかな犬種 です。

もしも犬を、優良ブリーダーから引き取るのなら、その仔犬の親を見ることによって、どのような性格になるのかを予想することが出来ます。色や大きさをブ リードによって調節出来るように、気質も調節することが可能なのです。もしもその優良ブリーダーが気質の穏やかな犬を持っていたら、その仔犬も同じ気質に なる可能性が高いですね。
もし、仔犬が子供と一緒に早いうちからいると、子供は簡単に犬の存在になれるものです。

―ブリーダーの崩壊のニュースを度々聞きますが、ブリーダービジネスをどうお考えですか?

犬

ブリードには、沢山の問題がつきものです。何故なら、近親交配による健康の問題が起こるからです。

長年に渡るこのような交配で、悲しいことに、多くの犬が彼らの健康状態に、酷い問題をかかえています。脳の大きさに対して、頭蓋骨の大きさが小さ過ぎるキ ング・チャールズ・スパニエルがいたり、間接や心臓に大きな問題のある大型犬がいたりします。猫では、「スコティッシュ・フォールド」は耳が小さくなるよ うに改良されてきました。しかし、それは、骨の成長に影響が出るという欠陥となってしまいました。

多くのブリーダーは、お金をもうけることにしか興味がありません。私は、外に置いたケージに、異常に沢山の動物を飼っているブリーダーは避けます。優良な ブリーダーは、大抵、一組、もしくは二組の親犬だけを飼っていて、仔犬の数も限られた数だけに制限しています。彼らは、仔犬の両親の健康状態、また、その 親、その親の親の代の健康状態まで教えてくれることが出来ます。彼らは、健康な犬のグループから来た犬で、やはり健康な犬を注意深く交配させ、育てます。 優良ブリーダーは、犬を良い気質に育てます。そして、誰が彼らの犬を貰っていったのかの記録をきちんと取っていて、もし犬がきちんとした環境で飼われてい ないことを発見すると、犬を取り返します。彼らは、必要に応じて、犬のために、新たな家を探したりもします。

私としては、本当は犬は、室内で飼われるべきだと思っているんです。そうすることにより、犬が家の中の生活音や、動きになれ、それを幸せに感じるようになるからです。そして、若いうちから社交性を身に着けることが出来ます。

もしも犬をブリーダーから買うことをお考えでしたら、慎重にブリーダーを選んで下さい。事前に調査をして下さい。そして、そのブリーダーから犬を買った、 他の飼い主さん達がどのように考えているのかも調べて下さい。評判のいい人のところへ行くことは、しばしば成功につながります。

―パピー・ミルについて、どう思いますか?

私は、絶対にパピー・ミルには反対です!これは、イギリスでは違法です。これらの経営者は、全てがお金なのです。パピー・ミルの犬は、しばしば大変酷い健 康状態で、そのほとんどがしつけに問題があります。パピー・ミルまたは、大量の犬をブリードしているブリーダー・・この世には、レスキューセンターや、優 良ブリーダーを通して、家を必要としている犬が沢山います。もし全てのパピーミルがなくなれば、本当に嬉しいことなんですけどね!レスキュー団体を通して 家が見つかるのを待っている動物も、きっと同じ気持ちですよ!

―イギリスのペット保護法について、簡単に教えていただけますか?もし、動物を虐待したり、ネグレクトした場合、あなたの国では、その飼い主はどうなりますか?

犬

私達の国、イギリスには、動物を守る法律があります。もしあなたが動物を虐待すれば、訴えられることになるでしょう。この「虐待」は、動物に暴行を加えた り、世話をちゃんとせず、放置したりすることを意味します。例えば、餌を与えず、動物がいつもひどくおなかを空かせている状態で放置したり、病気の動物に 治療をさせず放置したりということです。どの程度の虐待かということにもよりますが、罰金を科せられたり、禁固刑が科せられたりすることさえあります。

いい例えが、最近、女の人が、猫をゴミ箱に捨てるということがイギリスでありましたよね。この件では、この女の人は、低額の罰金刑に処されています。猫は 救出されましたが、もしも猫があのまま発見されなかったら、何も食べることが出来なかったでしょう。それが彼女が起訴された理由です。しかしながら、もし 誰かが本当の意味で酷いことをしたのなら - 動物を苦しめたり、犬をドッグファイトに使ったりまたは、酷い怪我を負わせた場合は、ほとんど確実に禁固刑 が処されます。

これは、私達が私達のペットを大切に思っているからということだけではありません。動物にこのような酷いことが出来る人間は、大抵、人間にも同じようなこ とが出来る、悪い人間だからです。だから、私達は、このような行動は受け入れるべきではないという姿勢を、明らかにしているのです。

私達の国には、動物虐待を調査し、警察同様、処罰を科す権利を有する組織、RSPCA (Royal Society for Protection of Animals) があります。そして、動物虐待を管理する、動物保護オフィサーが警察の中にもいます。また、地方自治体の中にも、動物巡視員が存在します。彼らは、迷い犬 や猫をシェルターに届けたり、動物のケアについてアドバイスしたり、人々に犬の糞の始末や、散歩時のリードの使用、動物の虚勢手術、そして、マイクロチッ プの装着を促したりします。また、動物虐待のケースを調べたりするのも、彼らの仕事です。

私達の社会では、動物に酷いことをする人物は、決していいようには見られません。ほとんどの人は、動物は、弱く、信用しやすい、子供のようなものだと思っています。私達は、動物が虐待されたと聞くと、大きな怒りを感じます。

―日本では、深夜遅くまで、時には荘重まで、ペットを販売しているペットショップがあります。動物を、狭いケージに入れ、深夜、もしくは、早朝まで人の出入りが激しい店内で販売することを、どう思いますか?

私は、動物がペットショップで売られているのを見るのは、好きではありません。なぜなら、大抵のペットショップでは、動物に適した環境の中で飼育していな いからです。犬と猫の精神は、小さなケージに閉じ込められることにより、悪い影響が出てきますし、きちんと世話をされているとは思えません。だから、私は これについては激しく反対の姿勢です。私としては、全く生体がペットショップに置かれていないことを好みます。特に、犬と猫はショップの中では見たくあり ません。

イギリスにも、ねずみや、ハムスター、うさぎや鳥、魚等の、小動物を販売しているペットショップはあります。これはそんなに悪くはないと思います。特に、 私達の国の法律では、どのようにペットショップで動物を飼育するべきかということが定められていますので、大抵のペットショップでは、これらの小動物を大 きさに適したケージにいれ、適切な飼育をしています。イギリスでは、仔犬や仔猫の販売を行っているペットショップの数は、とても少ないです。

―日本では、虚勢手術をペットにさせない飼い主も少なくはありません。もし、犬が虚勢手術を受けなかったら、それに伴うリスクはありますか?何か病気になってしまうリスク等ありますか?

犬

イギリスでは、犬と猫に虚勢手術を行うことを奨励しています。特に、オスは手術が簡単で、リスクも大変低いです。私達は、これは動物にとってもいいことで あると信じています。そして、虚勢手術をしないたった一つの理由としては、飼い主さんがブリードすることを計画している時です。イギリスでは、ほとんどの 飼い主は、彼らのペットに虚勢手術を受けさせます。

もし、あなたの猫が外猫であるのなら、虚勢手術は大変重要なことです。メスの猫は、一回一回の交尾で、子供が出来ます。結果、沢山の貰い手のつかない仔猫 が生まれ、そのほとんどが死んでしまうのです。虚勢手術は、増え続ける動物の数をコントロールし、彼らを死から救います。

オスの犬を虚勢することは、しばしば彼らの悪い癖を直すことに役立ちます。犬は落ち着き、闘争心が低くなります。メスの犬の去勢手術は、犬が年を取った時に、子宮系疾患が起こるのを防ぐと聞いたことがあります。

でも、これは本当に個人の選択によります。獣医さんに相談の上、犬に何が必要かを調べることをお勧めします。そして、彼らがどのように感じるかです。何故避妊手術を選択しない人がいるのかということも、私は理解出来ます。

―ドッグトレーナーをやっていて、何が一番今までで大変でしたか?どの犬が一番、トレーニングするのが大変でしたか?また、どのようにその犬の躾けを改善しましたか?

犬

何が一番私の仕事で大変かって、それは、飼い主さんが協力してくれない時ですね。犬には、一貫した姿勢が必要なんです。一週間に1時間だけ私と会って、ト レーニングするだけでは、十分とは言えません。犬と飼い主さんが学ぶ為には、トレーニングを繰り返し受けなければなりません。私のアドバイスについて、飼 い主さんが全く努力をしてくれない時、サスガにイラッとしてしまいますね。これらは、一番大変な例です。

私が覚えている一つの悲しいケースは、(でも、これはハッピーエンディングを迎えましたけどね!)ある家族から、彼らの飼っている、攻撃的なロットワイ ラーのことで、助けが必要だと連絡を受けたことです。この犬は、誰かが家に来た時、激しく吠え、飛び掛ろうとするということでした。故、この家族は、ロッ トワイラーを無理やり小さな部屋に閉じ込めて叱り付け、訪問者に挨拶出来ないようにしたそうです。犬は、彼が小さな部屋に引きずられて行く時に、唸り、抵 抗したらしく、これがますます飼い主一家に、彼が攻撃的な犬であるという印象を植え付けてしまいました。

ロットワイラーは大きな犬ですし、人々が警戒するのもわかります。でも、これはあまりにも悲しいですよね。何故なら、この犬は、自分が何をしたのかも、怒 られる理由もわからないのに、お仕置きされてしまったんですから!彼は何も間違ったことはしていないんです。-吠えることによって、家に来た人に、「ハ ロー!」って言いたかっただけなんですよね。-なのに彼は叱られてしまったんです。

私が最初に会った時、彼はリードにつながれていました。何故なら、飼い主さん一家は、彼が私に襲い掛かることを心配していたからなんです。でも、私には見 えたんです。この犬は、死ぬほど遊びたがっているだけなんだってことが!私は飼い主さん一家に、犬をリードから開放するようにお願いしました。彼は私のと ころに一目散に走って来ました。彼は、私の気を引こうと必死だったんです。彼は、私にお手をして、舐めてくれました。そして、とてもフレンドリーだったん です。

私はこの飼い主さん一家が、この犬と一度も遊んであげたことがないと言うことを知りました。これもまた、とても悲しいことでした。そこで私は、犬にボール を取りに行かせる遊びがどんなに楽しいことか、それを彼がどんなに好きかを教えました。また、どのように犬に訪問者に向かって挨拶させるのか、犬を訪問者 が来た時に、閉じ込める必要がないことを説明しました。飼い主さん一家は、一旦彼らが犬のことをより良く理解することにより、犬が完全にいい方向に変わる という展望を持つことが出来ました。この犬が以前よりずっと幸せで、飼い主さん一家が犬と遊び、また、他の人とも遊ばせてあげていることを願っています。

―あなたのゴールを教えて下さい。

個人的に、私のゴールは私の時間を、私自身を幸せにすることに使うことです。犬は私を幸せにします。また、人々を助けることも私を幸せにします。もしも私 が、人々と犬がお互いに理解し合い、一緒に仲良く暮らせる手助けが出来るのなら、それは私をもっと幸せにします! 私はまた、良く躾された犬は、地域の誰にとっても良い存在になると思っています。犬は人々を一つにします。犬を公園で散歩させる人々が、他の人々にそこで 出会い、話を始めます。彼らの犬たちは一緒に遊び、彼らは友達になります。これは、地域の中の人間関係を築く上で、大変いいことです。

犬はまた、落ち込んでいる人、病気の人の回復を助けます。イギリスには、病院を訪問し、人々を元気付け、病気から回復するのを助ける仕事をしている犬がい ます。私は、障害者へのチャリティーと、精神疾患のスペシャリストと共に、どのように障害者の方々が犬と暮らし、彼らの犬をトレーニング出来るがという課 題に取り組んでいます。

―日本のSomodeサポーターにメッセージをお願いします!(^^)

somode

私はsomodeが大好きです。何故なら、彼らは人々を幸せにするための多くのことを視野に入れているからです。音楽が人々を一つにするように、動物も人 々を一つにするのです。私はsomodeの人々とのつながりが好きです。そしてまた、彼らの音楽と、DJを通して、動物保護を呼びかけているとこも好きで す。
私にインタビューの機会を下さって、本当に有難うございました。そして、もし何か質問があるのなら、私にemailを通して連絡して下さい。somode サポーターは大歓迎です。犬のクセを、その犬に会わずに直すのは難しいことですが、出来る限りのアドバイスをさせて頂きます。

いくつかの、犬あなたが幸せに暮らすための重要なルールを覚えておいて下さい ポジティブ(前向きな)な方法のみを、トレーニングで使うようにして下さい。あなたの犬を怒鳴りつけたり、辛く当たったりしないで下さい。ご褒美をあげて 「よしよし!!」、餌とおもちゃを使って、犬に教えてあげて下さい。もしあなたが、何をしてほしいかを明確にして、してほしくないことを無視していれば、 犬はそれを素早く学びます。

あなたの犬と楽しんで下さい。一緒に遊んで、一緒に出かけて。これは、あなたが犬と幸せな関係を築くことを意味します。
一貫した態度に徹して下さい。もしあなたが、犬に飛びつかないでほしいのなら、彼を決してそのことで誉めないで下さい。犬が飛びついた時に、彼を抱きしめたのに、次に同じことをした時に、叱り付けたりしたら、彼はそのことを絶対理解しません!

良く躾けられた犬は練習します!そしてあなたも毎日一緒に、犬とトレーニングに取り組む必要があります!

Good Luck!

Leader’s interview シェリー・メリンダ・イークレアー・フラー1

Sherry Melinda Eclair Fuller (シェリー・メリンダ・イークレアー・フラー)

1973年6月10日生まれ。イギリス、エセックス州、ロシュフォード出身。現在、エセックスのウェストクリフ・オン・シーに、猫のオスカー、スドニー、モナと共に在住の独身。忙し過ぎて結婚する暇なし。( ̄▽ ̄)

ドッグトレーニングクラスを手伝ってくれる(助手?)、ボクサー犬のタヤが、実家に住んでいる。仕事で一日家を空ける上に、夕方からも忙しくしているので、自分自身の犬は飼っていない。
ドッグトレーニングは10年前から始め、現在に至るまで、数え切れない犬を指導。10人単位で行うグループトレーニングから、マンツーマントレーニングまで、ニーズに合わせ、幅広くこなす。

トレーニングのない日は、17年続けてきた、フェンシングを楽しむ。ダンスが好きで、スウィングダンスを始めたところ。最近の興味は写真。

急な病気や事故にあった人を、救急車が到着するまで介護する、救急隊員のボランティア活動も行っている。また、マダガスカルとタンザニアへのコミュニティープロジェクトにも精力的に参加している。将来的に、日本にも何かの形で奉仕したいと考える。(^^)

Leaders interview1-somodeが考える犬猫問題wancolumn-

Leaders interview! -Sherry Melinda Eclair Fuller-

こんにちわ!Saki Andersonです!いつもは猫の話を書かせて頂いていますが、今回は、Somodeをイギリスから応援して下さっている、ドッグトレーナーのシェリーさんに、イギリスのドッグトレーニングについて、そして、イギリスの動物保護についてをインタビューさせて頂きました!

「犬も人間も幸せになるトレーニング」とは・・・?

― 最初に、何故、ドッグトレーナーになろうと思ったのですか?

私はずっと動物が大好きで、犬と猫と一緒にいることを楽しんできました。 1999年頃、私はドッグレスキューセンターでボランティアをしていました。このレスキューセンターは、捨てられた犬や、迷い犬、飼い主さんが亡くなって しまった犬、または、虐待されていた犬を引き取っていました。ボランティアとして、私は、彼らと遊んだり、お風呂に入れたり、里親さんを探したりしていま した。

センターで、新しい里親さんが見つかった多くの犬が、またセンターに戻ってきたんです。彼らの新しい里親さん達は、「犬がリードを強くひっぱり過ぎる」、 「ソファをかじった」と文句を言っていました。これらは大きな問題ではありません。これらの問題は簡単に直すことが出来るのです。

それで、私は犬の習性についてと、犬のトレーニングクラスの運営の仕方を、2年かけて学びました。これで、犬が新しい里親さんのところに行った時、私が里親さんが犬を理解し、トレーニングすることを手伝ってあげられるようになったわけです。これは、 もっと沢山の犬が里親さんを見つけ、一緒に暮らすことが出来るということに結びつきます。

トレーニングスクールを設立し、犬とその飼い主さんを助けることが出来るようになり、このことを私はとても嬉しく思いました。 2002年、「Fido’s Friends」という名前のスクールを開校しましたが、私の本職(地方自治体)の方が忙しくなってしまい、しばらくトレーニングの方を離れました。 でも、やっぱり犬と接することを懐かしく思って、2010年に、トレーニングを再開しました。今回のスクールの名前は、「Sausages and Praise」何故かというと、それがトレーニングの全てだからです。「ソーセージと沢山のご褒美!」

―あなたの仕事のどんなところが好きですか?

何が一番この仕事で好きかと言うと、犬と会えることですね!私は犬が大好きなんです。
犬が幸せにしているところが大好きなんです。生活の中で起こる全てのことが、彼らにとって、どれだけエキサイティングであることか。 彼らの活力、一頭一頭が持つ、違った性格が大好きです。そして、人々が犬ともっと良い関係を築くことを助けることに、充実感を感じます。

―何故犬のトレーニングは重要なんでしょうか?

「悪い」犬というのはいませんね。犬は犬として振舞っているだけなのです。彼らは、人間のルールと習性を知りません。犬にとって、飛びついたり、食べ物を 盗んだり、噛んだりすることさえ、悪いことではありません。彼らは、人間のルールを知らないだけなのです!もしも、私達が犬と幸せな関係を築きたいのな ら、時間を割いて、彼らに人間のルールを教えてあげなければなりません。礼儀正しい挨拶の仕方、優しく接する方法(特に子供にとって)、何を齧っていいの か悪いのか、食べ物に対してどのように振舞うのかを教えてあげなくてはなりません。

犬があなたの言っていることを聞くということは、とても重要なことです。散歩中にリードを犬がひっぱり過ぎたり、人に向かってほえたり、放した時に、あな たのところに帰ってこない等の行動は、楽しめるものではありません。犬にどのようにしてほしいかを、時間と努力、忍耐を持って教えてあげれば、私達は、犬 ともっと幸せな時間を過ごせるようになります。

トレーニングは、あなたにとって、他の人にとっても、安全のために不可欠です。そして、責任ある飼い主は、彼らの犬をトレーニングするべきです。よくトレーニングされた犬は、どこに行っても歓迎されますから!

私達は、犬がとても賢いということを覚えておくべきです。日本で人気の犬種、 秋田犬や柴犬は、とても賢く、独立性のある犬種です。彼らをトレーニングす ることはとても楽しくまた、彼らの思考へのいい運動になります。もし、私達が犬に「任務」を与えなければ、彼らは退屈し、そのうち彼ら独自の「楽しいこ と」を見つけます。多分それは、あなたの家具を齧ったり、庭を掘り起こしたり・・そんなことです!(日本の秋田犬と柴犬の飼い主さん達は、この意味がわか りますよね!(^^))

―犬は何歳からトレーニングを始めるべきですか?

もしもあなたが、犬がとても若いうちにトレーニングを始めたら、トレーニングは簡単で済み、犬にとっても学んだことを覚えておくのが難しいことではなくな ります。ブリーダーは、まだ乳離れしていない子犬の段階でトレーニングを開始することさえ可能です。例えば、小さい仔犬なら、足を触られたり、歯をチェッ クしたり、耳を掃除されることに慣らすことが出来ます。すごく小さい仔犬でさえ、おやつをあげることによって、お座りを躾けることが可能です。

トレーニングは、あなたが仔犬を引き取ったらすぐに始めるべきです。仔犬に、あなたの言うことを聞くこと、あなたと一緒にトレーニングすることを慣らして あげましょう。他の犬や、他の人に会うことも、とても重要なことです。そうすることによって、仔犬は誰に対してでもフレンドリーに振舞えるようになりま す。

どんな年の犬でも、トレーニングすることは可能です。私は沢山の成犬を仔犬と同じようにトレーニングしてきました。絶対に遅すぎるということはありませ ん!成犬やシニア犬は、新しい習慣を教え、トレーニングするのに時間を要します。誰にとっても、長年の習慣を変え、新しいことを学ぶのは難しいことですよ ね!だから、成犬、シニア犬のトレーニングには、我慢強く挑まなければなりません。でも、あなたが優しく、忍耐力を持って、練習を沢山してあげれば、シニ ア犬をトレーニングすることは可能になるのです。

――犬はその大きさによって、どの程度の運動が必要なのですか?

これはいい質問ですね。どんな犬でも、毎日運動が必要です。彼らが必要な運動量は、サイズだけで決められるものではありません。彼らの犬種によりますね。 例えば、グレイハウンドはレース犬なので、長距離の散歩が必要と思われ勝ちです。彼ら、公園を走るのは大好きなんですが、実はとても怠惰なんです!沢山の 運動量を必要としない彼らは、年配の方に大変適したペットなんです。

コリーや猟犬等の仕事をする犬は、沢山の運動が必要です。そして、それは彼らにとって、肉体的な運動であり、また、精神的な運動にもなります。コリー、ス パニエル、猟犬、ハスキー、秋田犬、ダルメシアン -これらの犬種は、とても活動的な犬種です。こららの犬種を飼っている人は、彼らに沢山の運動をさせて あげるべきです。ボールを投げて、取ってこさせたり、宝物探し、障害物競走のクラスへ連れて行く等、彼らに沢山走り回る機会をあげて下さい。

小さな犬も、やはり運動は必要です。テリアは休みなく走り回ります!チワワや、パピヨン等のトイ・ドッグは、足がとても小さいので、すぐに疲れてしまいま す。故、沢山の運動は必要ではありません。でも、私はこれらの犬種が、人間にどこへでも抱かれて連れて行かれるのは好きではありません!彼らは犬であり、 おもちゃじゃありませんからね。彼らも絶対運動は必要です。そして、 もちろん、遊ぶ機会も必要です。- 彼らの思考を活力的にするためです。

そして、反対に、人々は、大きな犬(グレイトデンやウルフハウンド等)は、沢山の運動が必要だと思い勝ちです。実際には、大きな犬種(マスチフやロットワ イラー等を含む)は激しい運動をするべきではないのです。彼らは、外で遊ぶことが大好きです。が、心臓疾患を患いやすいので、無理に沢山運動をさせること は、避けた方がいいですね。

私のアドバイスとしては、あなたが飼おうと思っている犬種について知ることです。その犬種のニーズを知り、どのくらいの運動が必要かを調べて下さい。

―何故私が上記の質問をしたかと言うと、度々犬が一日中外に繋がれたままで、家に入れてもらえないという状況を、日本で見かけたからで す。そして、見たところ、散歩にも連れて行ってもらっていないようです。犬をそのような状況で飼うことは、犬にとって良いことなんでしょうか?もし、犬を 室内で飼うべきなら、それは何故ですか?

犬がずっと繋がれているのを見るのは、私自身好きではないですね。私はこれを、犬にとって酷いことだと考えます。このように犬を飼う人は、犬を「番犬」と して飼っていんだと思いますが、悲しいことだと思います。私は、犬は家族の一員であるべきだと信じています。人間が犬と仲良くできるのは、犬が私達と同じ ように、社交的な生き物であるからです。野生の世界では、彼らは家族グループの中で生活しています。なので、一頭だけで生活していると、大抵は命をなくし てしまいます。私達のように、犬にとっても、グループに属するということは、大変重要なことなのです。一頭だけで残された犬は、それがインドアであろう と、アウトドアであろうと、絶対幸せを感じることはありません。

もし、番犬として犬を外で飼うとしても、犬を散歩に連れて行ったり、遊んだりする時間を作ってほしいと思います。犬は、ずっと一頭だけで放っておかれるべきではないのです。

私は犬が家族の一員として、家の中で飼われることを好みますが、外で犬を飼う人もいます。そして、外に住むことに慣れ、それを気にしない犬もいます。申し上げたように、 もし犬を外で飼うにしても、家族の一員として犬と交流を持つ時間を必ず作ってほしいですね。

いくつかの犬種は、他の犬種よりも外で暮らすことに適しています。運動量と共に、あなたの飼う犬種のことを知ることは、とても大事なことです。ハスキーは 外にいることが大好きな犬種です。でも、多分ヨークシャーテリアは、外で暮らすことをそんなに楽しむことは出来ないでしょうね。

Leader’s interview シェリー・メリンダ・イークレアー・フラー2

Sherry Melinda Eclair Fuller (シェリー・メリンダ・イークレアー・フラー)

1973年6月10日生まれ。イギリス、エセックス州、ロシュフォード出身。現在、エセックスのウェストクリフ・オン・シーに、猫のオスカー、スドニー、モナと共に在住の独身。忙し過ぎて結婚する暇なし。( ̄▽ ̄)

ドッグトレーニングクラスを手伝ってくれる(助手?)、ボクサー犬のタヤが、実家に住んでいる。仕事で一日家を空ける上に、夕方からも忙しくしているので、自分自身の犬は飼っていない。
ドッグトレーニングは10年前から始め、現在に至るまで、数え切れない犬を指導。10人単位で行うグループトレーニングから、マンツーマントレーニングまで、ニーズに合わせ、幅広くこなす。

トレーニングのない日は、17年続けてきた、フェンシングを楽しむ。ダンスが好きで、スウィングダンスを始めたところ。最近の興味は写真。

急な病気や事故にあった人を、救急車が到着するまで介護する、救急隊員のボランティア活動も行っている。また、マダガスカルとタンザニアへのコミュニティープロジェクトにも精力的に参加している。将来的に、日本にも何かの形で奉仕したいと考える。(^^)

バロンちゃんの教えて!犬猫問題!1-somodeが考える犬猫問題wancolumn-

犬猫問題ってなーに?

バロン
僕達に問題があるって事?何の事かよくわかんないわん。。

バロンちゃんProfile
somode初期から時々ツイートをしているつぶやき犬
昼寝が大好きで3か月間くらい寝てる事もある。
明るさと癒しを与えるツイートで真面目っぽいsomodeに柔らかい風を送り込んでくれる、頼りになる宣伝部長! リプライは気まぐれで猫っぽいけど絡んでくれる事が大好き。 最近はfacebookで遊んだりしている。

犬猫問題1. 殺処分問題

殺処分数
「う・・・なんだか過激だわん。。」

過激です。年々、動物愛護の意識の高まりによって殺処分数は減少しています。 しかし、年間30万頭以上の犬猫が殺処分によって殺されています。 これは決して少ない数ではありません。
殺される理由も狂犬病を持っているからという理由から「飼えないから」「吠えて人の迷惑になるから」といった理由に変わっていきました。生活様式の変化や犬猫と人が簡単に家族になる事ができるようになった結果、付き合い方も変化しています。
殺処分の対象になるのは主に「迷子犬」、「愛護センターに持ち込まれた犬」になります。 地方によりますが、somodeが取材した自治体では迷子犬の保護期間は一週間、持ち込まれた犬は即日処分という決まりがなされていました。

よく聞かれる捨てられる理由は以下のようなものがあります。
○飼う前は小さかったのに大きくなった。
○経済的な理由で飼えなくなった。
○引っ越すから・旅行に行くから飼えない。
○理不尽な理由(テレビのように話さないから等)

解決方法

「どうしたら殺されていく仲間が減っていくのかな?」
バロン

○飼う前にしっかりした知識を付ける。
○しつけやマナーをしっかり身につける。
○迷子を防ぐ。マイクロチップや迷子札の着用を心がける。
○周りに殺処分の現状がある事を知らせる。
○パブリックコメントの署名を行う。
○避妊去勢手術を行う。
“可愛がる”ではなく愛情を注いで人も犬も幸せになるワンライフを!


バロンちゃんの教えて!犬猫問題!2-somodeが考える犬猫問題wancolumn-

犬猫問題ってなーに?

バロン
僕達に問題があるって事?何の事かよくわかんないわん。。

バロンちゃんProfile
somode初期から時々ツイートをしているつぶやき犬
昼寝が大好きで3か月間くらい寝てる事もある。
明るさと癒しを与えるツイートで真面目っぽいsomodeに柔らかい風を送り込んでくれる、頼りになる宣伝部長! リプライは気まぐれで猫っぽいけど絡んでくれる事が大好き。 最近はfacebookで遊んだりしている。

犬猫問題2. 流通の問題

 流通
「流通・・・よくわからないわん。。」

犬や猫を家にお迎えするまでに様々な経路があります。ペットショップで買う、ブリーダーから買う、拾う、里親として譲り受けるetc。 その様々な経路において、いくつかの障害があると言われています。
○生産において、劣悪な環境(近親交配、腐った餌など)不衛生な環境での飼育。
○運搬時(狭い箱に入れられて空輸など)の生体へ及ぼすストレス
○死亡時に生ごみとしての処理。
○生体を売る事の倫理・道徳観。

しかし、全ての業者がこれらを行っているというわけではなく、一部の悪質なブリーダーやショップのみが引き起こしていると言われています。

解決方法

「業者が相手では何をしたらいいかわからないわん… 」
バロン

2011年は動物愛護管理法の改正の年。
劣悪な環境下での管理を食い止める5年に1度の機会です。
私達が直接、働きかける事は難しい。。
しかし、現状に対する異議の声を増やすことによって生産、管理、流通のルールを制定する事ができます。 具体的には以下の二点を行う必要があります。
○周りに流通状の問題がある事を知らせる。
○パブリックコメントの署名を行う。

“パブリックコメントは審議会がしっかり目を通す書類。一人一人の声がとても貴重です。”

動物愛護管理法を作成、見直しは環境省によって行われています。改正の際、環境省は審議会を集め、パブリックコメントを含めた様々な意見・立場を吟味し、 人と動物の共生が図れる制度を作ります。「パブリックコメントは署名と同じ。どうせ見てもらえないから書いても無駄」と思わずぜひ一人一人の意見を示して ください。現状への賛成も反対もその一言が今を変えます。パブリックコメントは7月頃と秋頃に開示され審議されます。

バックナンバー

バロンちゃんの教えて!犬猫問題!vol.1 殺処分の問題

ペット業界の表と裏2-somodeが考える犬猫問題wancolumn-

(長年、ペット業界で働き、昨今では多くの愛護イベントで講演をされる成田司さんに今回は生体市場の実情をお話しいただきます。)

生体市場(ペットオークション)のお話。

普通に生活していると全く馴染みのない施設です。
市場ですので、例えば築地市場のように生産者が商品を持ち込み
仲買人や小売り業の方達がセリをかけて商品を購入する、そんな役割を持った施設です。
”生体”は、ペット業界で”生きている商品”を意味します。

生体市場の商品とは、ペットショップで販売する生きもの達が対象です。
場所と施設によって扱う品目は違いますが、犬・猫・鳥・爬虫類・観賞魚などの
流通拠点として繁盛しています。

犬の例でお話しを進めていきます。
この施設が無かった時代、ショップで犬を販売するためには自分のところで生まれた子供や日本中走り回って希望犬種のブリーダーから仕入れする事が主流でした。
とにかく労力と時間をかけての仕入れです。ブリーダー同士の情報交換も重要でした。
作る側も産まれても簡単には販売出来なかったため、今ほどたくさんの繁殖はしていませんでした。
売る側も、買い手の希望犬種が何時でも都合よく産まれているわけではないので、販売数も今ほど多くはありませんでしたし、値段も高価でした。

余裕のある買い物ですから、それでも商売として成り立っていました。
今のように購入してスグに死んでしまったので訴訟や、赤ん坊でなくては買わないなどそんな、ちまちました商売では無かったようです。

ペットとしての犬の需要が拡大した要因の一つに、クレジットカードの普及があります。
それまではお金持ちの道楽・ステイタスだった純血種の犬が、気軽に購入・販売出来る用になりました。若いカップルや独身者、子供が欲しがる中流家庭などがターゲットになりました。

見た目で衝動買い・CMや映画などメディアで流行を作るなど 手に届く流行り物としての商売が活発になりました。そうなると全国的に子犬の需要が高まり、商品の効率的な流通が求められるようになります。探して歩くのではなく一か所に集めて、市場原理を活用しての入札方式。
売りたい側は出荷した分だけ確実にお金に変える事が出来、売れ筋商品を多く作るとさらに利益につながる。
買いたい側は捜し歩くコストと労力が軽減され、欲しい商品を欲しい数だけ手軽に仕入れできる。
これが生体市場のスタートです。

ある業界を活発にするためには非常に有意義な改革だと思います。
どの業界にも存在する流通革命、これがあって初めて大量生産・大量消費に対する全体流通が行われ、
安くて便利、消費者に優しく企業側も大きな利益を上げられる市場が出来上がるわけですから。

ただ一点、この商品には”命”があり”生きて購入者との時間を共有する”という事が他の業界とは違う所なのですが。

日柄も行かない子犬達が一頭ずつ小さな段ボールに入れて運び込まれ、
時間まで密閉(空気穴のみ空いている)されて保管、
時間になったら順番に会場に運び込まれ(コンベアに並んで流れてきます)、
ようやくふたが空いたと思うと、知らない人間に引っ張り出されてひっくり返されたり手足を引っ張られたりしながら品定めをされ、値段をつけられてセリにかけられます。

自分の順番が終わるとまた箱に閉じこめられて時間を待ちます。

セリが終わると、新しい場所へ運ばれて、お店の商品としての時間が始まります。

命に対して常識的な愛情を持ち、その個体にプライドを持って繁殖するブリーダーや、
動物の福祉を真面目考えているペットショップなどがこの施設を利用すると考えるでしょうか??

- 文:成田 司

業界にどっぷりと漬かって十云年。
動物が好き、命は大切という人間が素直に働けない職場。
未だに物扱いの生き物達。命の尊厳を無視した流通・販売企業。
気軽に命を弄ぶ知識の無い消費者達。 未だにこれが常識のこの国において。
誰かが声を上げて・同じ思いを持った同士を集め・話し合い・創り上げ・実行する。
象徴としての施設、日本版ティアハイムの目指すものは”当たり前の世界”です。

正しい知識を持つ、命を命として扱う、できる事をしてあげる、楽しく活動する。
そして、共有した幸せな時間を過ごす事、すべてが当たり前でありたいと考えます。
私は神様でも聖者でもありません。もっと優れた沢山の人達の力をお借りし 少しでも業界を、ひいてはこの国の風潮を変えて行きたいと考えます。

成田さんが講演されるペット法塾のセミナーイベントです。

▲somode宣伝部長バロンちゃんの初めての犬猫問題入門!

センターから救われた犬猫と人の繋がる会を一緒に。

日本人がアメリカで、ボランティアをしてみた。2-somodeが考える犬猫問題wancolumn-

始めに、東北地方太平洋沖地震で亡くなられた方々のご冥福を、心よりお祈り申し上げます。そして、被災された皆様、ご家族の皆様に心よりお見舞い申し上げます。そして、この災害により、離れ離れになってしまった飼い主さんとペット達が、一日も早く一緒に暮らせますよう、願っております。

前回のコラムより、スッカリご無沙汰してしまいました。
今回は、アメリカでのフォスター(一時預かり)のことについて、紹介させて頂きたいと思います。
正直、私のフォスター歴は短いです。始めて半年に漸く達した・・というとこでしょうか。
周りにフォスターをしている友達も何人かいましたが、まさか自分がフォスターペアレントになろうとは、半年前まで思ってもいませんでした・・!
将来的に、「いつかは」と思ってはいましたが、こんなに早く機会に襲われるとは・・!!!

「襲われる」という表現を使ったのは、本当に突発的に機会が訪れたからです。
事の起こりは、友達の一人が私がFacebookで主催している、猫好きによる、猫自慢、座談会的ページ、「Kitty Group」で、彼女の家の庭に、とても人懐っこい猫が出没し、その猫に里親を探してあげたい!(彼女自身、既に3匹、猫を飼っています)誰か何かいい案はないか!?と呼びかけたことでした。
この友達は、前回のコラムで少し触れたアニマルシェルター、Arizona Animal Welfare League & SPCAの元スタッフだったので、最初は、ひょっとしたらその猫を引き取ってもらった上で、里親探しをAAWLからしてもらえるかも!?と言う話でした。

Porch Swing。友達の庭にやってきた、猫エイズキャリア。アリゾナ北部のシェルターで、幸せにしています。

猫白血病と、猫エイズのテストをして、陰性ならOK!ということで、彼女は喜々として、その猫をシェルターにテストをしに連れて行ったのです。が・・結果は残念ながら、猫エイズ陽性でした。

この結果のせいで、シェルターでは預かれないと言われ、友達はすっかり途方に暮れてしまいました。「このままでは、安楽死しかないのか・・」と言う、ネガティブな呟きがKitty Groupに増えてきたところで、思ったわけです。「・・・うち、一部屋、空いてるよなぁ・・・」で、「もし、ここで何もしないで、この猫が安楽死になったら、後々まで超後悔するよなぁ・・」

うちで預かれるとすると、取敢えず、安楽死は免れる。でも、どうやって里親を探すか!?この問題にぶち当たった時、一人の知人の名前が浮かびました。

Dawn。彼女は、All About Animals Rescue という、シェルターを持たない、フォスター主体のレスキューグループを主宰しています。「もしかして、私がフォスター出来たら、Dawnのグループで里親探しをしてもらえるかも!?」この時点で、私の頭の中でだけで計画された、この素晴らしい案にスッカリ舞い上がり、一人でほくそ笑んでしまいました・・(笑)
早速にDawnに連絡し、この案を伝えると・・・二つ返事でOKでした!!

さて、ここでDawnのレスキューグループの活動について紹介させて頂きましょう。
基本的に、Kill-Shelterから動物を引き出し、All About Animals Rescue (以下AAA)に登録しているフォスターのところに振り分けます。そして、毎週金曜日と土曜日に大手ペット用品店「PETCO」で行われるアダプションイベントにそれらの動物を出して、里親を探すという流れです。AAAに属している動物は、AAAのウェブサイト上にも、里親募集中として掲載されています。フォスターは、AAAからフードと医療費(全額)のサポートを受けることが出来ます。トイレ砂は基本的に自分持ちですが、預かっている動物の飼育や躾けについての質問等も、全て受け付けてくれるので、フォスターの金銭面、精神面での負担もかなり軽くなります。

また、もし何かの都合で動物のフォスターが出来なくなっても、次のフォスターを探して、動物の行き場がなくならないように手配してくれます。

All About Animals Rescueのアダプションイベント開始前の風景。

このネットワークのおかげでシェルターがなくても、一時預かりをして里親さんが見つかるまで、動物のケアが円滑に出来るようになっています。
また、AAAは、崩壊危機のブリーダーからのレスキューを行ったり、身体障害のある動物、猫白血病、猫エイズ等の猫の受け入れを行っている、数少ないレスキューグループです。

故、猫エイズ持ちの猫も、アッサリと受け入れてくれたわけです。(普通なら、安楽死です)
これで、里親探しのツールを確保出来た!後は・・うちの主人の回答次第。
DawnからOKを貰った日の夕食時に、思い切って話を切り出しました。
が、基本的、猫好きな主人。(私を彼の弟と共に、猫洗脳した張本人です)うちの猫Tahitiの安全性を確認だけして、アッサリOKでした!そして、エイズ猫「Porch Swing」が家にやって来ることになりました!

このPorch Swing (以下P-Swing)は本当に運の強い猫で、去勢手術も必要だったのですが、Kitty Groupに在籍する、元AAWLの獣医さんが無料で手術を提供してくれ、そして!なんと!うちに来る直前に、アリゾナ北部にある、動物の終身ケアをしているシェルターから連絡を貰い、「うちにいた猫エイズのコ一匹が、残念ながら先日亡くなってしまって、残った一匹の友達として引き取りたい」と!その後、話はとんとん拍子に進み、結局P-Swingは、うちに一週間だけ滞在して引き取られて行きました。
Kitty Groupでは、エライ騒ぎになり、空前絶後の盛り上がりになりました。(笑)が・・・たったの一週間うちにいただけでも、いなくなるとなると寂しいものです・・・それを察してか、P-Swingと平行して、別の友達が餌やりをしていた地域猫・・妙に人馴れしている・・という話がKitty Groupにポストされていたんですね・・

P-Swingも引き取り先が決まったし・・猫部屋、がら~んとしちゃうし・・で、はい。ここはもう、予想通りの行動というか何と言うか・・またDawnに連絡を取って、この猫をフォスターしたいのだが、AAAで面倒を見てくれるか尋ねました。モチロン、彼女の答えは「YES」でした。
この猫は、友達の車の下に住んでいた猫で、友達が捕獲、AAWLのクリニックにて、去勢の有無を調べてもらったところ、去勢済みでした。猫白血病、猫エイズも陰性で、健康そのもの。性格もスゴク可愛かったこの猫は、Velvetと名づけられ、うちの家に1ヶ月ほど滞在した後、アダプションイベントでとてもいい家が見つかり、今も幸せにしています。

こうなると、もう後は連鎖反応のように、あちこちから「猫を預かってほしい!」という要望が舞い込んでくるようになりました。
空き部屋だった部屋は、今ではスッカリ「猫部屋」化し、友達には、「Cat Hotel」と呼ばれています・・・ビミョウな心境ですが。(笑)

美人で評判だったVelvet。イベントを通して、とてもいい家に引き取られて、幸せにしています。

先日も、今預かっている猫エイズの「Stella Luna」の家が決まり、(StellaもP-Swingと同じ、終身ケアのシェルターへ!)明日、アリゾナ北部のシェルターに、彼女を届けに行きます。
Stellaのことは、また、次回のコラムにでも書けたらいいな・・と思いますが、彼女も1ヶ月ほどうちに居たので、なんともフクザツな心境です。

フォスターのこの「感傷」を克服するには、間髪を入れずに、次の猫を受け入れてしまうことです。(私の場合ですが)で、その猫のお世話をしてるうちに、里親さんのところへ行った猫への「感傷」が薄れていくわけです・・・

故、来週早々、4匹の生後5週目のチビ猫を預かることになりました。こうやって、この連鎖から抜けられず、この後もず~~~っと続けていくことになるんだろうなぁ・・・
確かに感傷はありますが・・・幸せにもなれます。だから、この「連鎖」から足を洗おうとしないんでしょうね。私も。(笑)

AAAのようなレスキューグループの存在が、フォスターを支え、継続させています。日本にも、個人フォスターの方へのサポートが、このような形で出来るグループ、NPOが増えれば、もっと沢山の命が救われるのではないかと思います。

- 文:Saki Anderson

猫派アメリカ人の主人と、黒猫Tahitiとアメリカ合衆国、アリゾナ州、フェニックス在住。Arizona Animal Welfare League & SPCAにて猫舎ボランティア、All About Animals Rescueにて事務、一時預かりのボランティア。また、パートタイムで、野良猫「チェダー」の餌係りも担当。これとは別に、正社員で仕事をしている。会社では本人の意思とは裏腹に、「お笑い」担当・・・!?